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本が読めない理由
それでは私が本を読めない理由を2つ挙げていきます。どちらも視力に関係する理由ですので、似たような悩みや経験を持つ方がいたら参考にしてください。
弱視で本の文字が見えにくい
私が本を読めない理由は、「弱視」という視力の障がいを持っているからです。弱視とは簡単に言えば、メガネをかけたりコンタクトをつけたりしても視力の矯正ができない病気を指します。
当然、人それぞれ視力の程度に差があります。私は両目それぞれコンタクトをして、0.1程度の視力です。そのため本の文字の大きさや字体に影響を受けやすく、本を思ったように読めないケースが日常的に発生します。
近視のため本と目の距離感が近い
弱視である私はコンタクトをしても、近視(近くのものしかはっきりと見えない)状態です。そうすると必然的に、本と目との距離がかなり近くなります。本との距離が一般的な視力を持つ人より近いということは、文字を読むスピードが通常よりかなり遅くなるということです。
私は通常の人であれば、2時間くらいで読み切れる小説に倍以上の5時間の読書時間を要したこともあります。このように弱視による近視が、私の快適な読書ライフを妨げているのです。
私が本を読めなかった経験
ここからは私が本を読めなかった経験を、私のライフステージごとに紹介していきます。私の場合は年齢を重ねるごとに視力が落ちていったので、そういった意味でも比較になると思います。
小学校で本を読めなった経験
まずは小学校で本を読めなかった経験から紹介します。小学校時代の私の視力は0.3くらいあり、視力検査の一番大きなものはぎりぎり見える状態でした。
そんな私が小学生の頃に困っていたのが国語の授業です。というのも、国語の授業時間には教科書の音読があるからなんです。
先ほど述べたように文字を読むペースが人よりも遅い私は、いつも音読が下手で周囲から笑われていました。練習しても音読はなかなか上達せずに、悔しい思いをした記憶が残っています。
中学校で本を読めなかった経験
中学校に入ると私の視力はさらに衰え、教室の一番前の席に座っても黒板の字が見えないことも増えました。そして中学時代の私は思春期の影響で、人目をかなり気にする性格だったと記憶しています。
その影響もあってか、私は人前で堂々と読書ができなくなりました。なぜなら本を読む際は非常に本との距離が近く、周囲からは奇異の目で見られる可能性が高いと考えたからです。
実際に冗談半分でクラスメイトから、本と目の距離でからかわることもありました。
高校で本を読めなかった経験
高校時代に本が読めなった経験をした理由は、コンタクトレンズの存在が関係しています。私は外出するときには、コンタクトレンズを必ずします。
しかし高校のころから、コンタクトレンズをするよりも裸眼の状態の方が細かな字が読みやすくなってしまったのです。
つまりは、遠くのものはコンタクトをしていないと見えないけれど、相当に目を近づけた場合は裸眼の方が細かなものは見えるということです。これは高校の朝読書の時間に非常に苦労しました。「家なら裸眼で読むのに。」なんて考えながら読書をしていたものです。
本が読めなかったときの対処法
私の経験を踏まえて、現在私の行っている対処方法をご紹介します。
それが、オーディブルを利用することです。オーディブルはナレーターが本を音読してくれるサービスで、極端に言えば本を読む必要がなくなります。
オーディブルのメリットとしては、第一にスピードが挙げられます。私のように視力に障がいがあっても一冊にかかる時間は通常の人と同じです。
また集中して音声に耳を傾けなければ、すぐに話が分からなくなりがちです。しかし興味のある内容であれば、本を聴くことができました。
これは本の表面をなぞるだけでは得られなかったメリットです。
オーディブルのメリット
- 一定のスピードで本を聞くことができる
- 視覚障害があっても本を読むことができる
- 集中力を保ちながら内容が理解できる
読書が苦手な人は集中力が低い人も多いので、まずはオーディブルから訓練しましょう。
本を読めないことに悩んでいる人へ
最後に本を読めないことに悩んでいる方に、すこしだけ私なりのアドバイスを送りたいと思います。それは人と比較しないということです。たとえ本を読むスピードが人の半分でも、本との距離が異常に近くても、それらはすべて相対的なものです。
他人との比較をしても意味などありません。まずは一冊オーディブルを聞いてみましょう。そしてのんびりと聞き進めていけばいいのです。そうすれば自然と読書が苦痛でなくなります。
好きなタイトルをいつでも1冊無料で試せるので、ぜひオーディブルのの魅力を実感してみてください。